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CryptoZombies(クリプトゾンビ)がアツい!イーサリアムDAppの学習サイト(& WANPA's STOREの今後の展望)
イーサリアムDappの学習サイト:CryptoZombiesが非常にアツかったのでちょっと紹介。 CryptoZombiesとは? 将棋の朝日杯を見つつ、Twitterのタ ...
以前、本サイトで取り上げた、イーサリアムDAppの学習サイト:CryptoZombies(クリプトゾンビ)ですが、つい先日、Lesson5の英語版が公開されました!
日本語版は未公開ですが、興味がある方は英語版でも実施したほうが良いかと。私も英語は苦手ですが、Google翻訳にコピペした翻訳結果と英語の原文があれば、割とスラスラ進められると思います。
代替不可能で個性を持つ暗号資産の規格:ERC721
Lesson5の抗議の主な内容は、イーサリアムの共通規格であるERC721の解説とそのコーディングについてでした。
Twitterのブロックチェーン系のタイムラインを見ていると、「ERC20」「ERC223」「ERC721」といった用語が流れていて、なんだろうなぁ、と思っていましたが、今回のレッスンで理解が深まりました。
開発コミュニティ全体の利便性を高めるため、歴史的にいくつかの共通規格が生み出されてきたのですが、Non-Fungible Token(代替不可能なトークン)という特色を持つのがERC721の最大の特徴と言えます。
代替不可能というのは、平たく言えば、トークン1個1個が個性を持つイメージです。例えば、法定通貨で考えると、Aさんの持っている100円とBさんの持っている100円は、基本的には同一の性質を持っています。珍しい硬貨であれば話は別ですが、通常の硬貨であれば交換しても価値は変わらず、100円は100円。これがFungiblityです。単純な暗号通貨もこんな感じ。
一方で、CryptoZombiesにおけるゾンビは、ゾンビ1体1体がそれぞれトークンであり、かつ、外見/名前/Lvといったように、それぞれのゾンビがユニークな特徴を持っています。こういった代替不可能、それぞれがユニークのトークンを表現するのに非常に向いている規格がERC721という位置づけ。
そして、同一の規格にのっとった実装をしておけば、汎用性や流用可能性といった様々な利点が生まれます。つまり、第三者が作成した同一規格のトークンのトレードプラットフォームに容易に乗っかることができ、異なるトークン同士のトレードが可能になる未来が見えてくる。
こんな理解です。
トークンはアセットという呼ばれ方もします。ゾンビ1体1体が所有者の「資産」になる。Crypto assets:暗号資産。私はこの呼び方がしっくりきています。
ちなみに、ERC721については、下記の記事も参考になったので、読んでみるとよいかと思います。
暗号資産のトレードサイト:OpenSea
実際に、異なるゲームの暗号資産をトレードするOpenSeaというサイトが存在するようです。サラっと見ただけなのですが、異なるDappのキャラやモンスターたちを取引できるサイトのようです。正に上記の暗号資産のトレードプラットフォームに相当するものではないでしょうか。
ゲーム間の暗号資産を取引できるなんて、ゲームの近未来的進化の流れを感じますね!!
最後に
CryptoZombiesのLesson 5終了時のメッセージによると、次回と次々回のレッスンは、コントラクトのデプロイとフロントエンド:web3.jsの内容になるとのこと。ここまで来れば、Dappゲームを作成するのに必要な基礎知識はあらかた網羅できる気がするので、非常に楽しみです!!
2020年末に終了するFlashの次の活動場所として、Dappの存在に注目しているわけですが、割とチャレンジングな領域ではありますが、WANPA's STORE製のDappゲーム構想に向けて、これからも勉強したいと思います!!