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【ゲーム紹介】千里の棋譜

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さて、今回のエントリは趣向を変えまして、アプリの紹介を。

今回紹介するアプリは、Child-Dream様作成の「千里の棋譜」というアプリです。
Android版・iOS版の両方がリリースされており、Ⅰ・Ⅱ・完結編の全3部作。
完結編がリリースされたのは約半年前で、いずれも無料でダウンロードできます。

 

【概要】
将棋がテーマのスマホ向けミステリーアドベンチャーゲーム『千里の棋譜』無料公開中。
コンピュータとの最終決戦を前に姿を消した名人、将棋界で隠され続けた禁忌の棋譜の謎とは?
高橋道雄九段が公認で物語に登場将棋を知らない方でも遊べる機能がついたライトミステリかつ、
上級者には将棋クエストで登場人物と直接対局ができる趣向もあります。
(公式サイトより抜粋)

 

 

私が将棋ファンであることは、最近のエントリやTweetで発言している通りで、最近このアプリをプレイしてみました。
もう1個のプレイに至った理由が、Child-Dream様作成という点。

インターネットがようやく一般に普及し始めたくらいに、Child-Dream様作の「ANGEL WHISPER」のフリーウェア版・シェアウェア版の両方をプレイしたのを今でも覚えています。
ジャンルはサウンドノベルゲーム。当時は、ネット上でゲームをするという概念があまりなく、常時オンラインという環境ではない時代でしたが、ネット上のサイトにアクセスすることでゲームを進めるヒントや答えを得られるという、当時としては画期的なシステムを取り入れていました。
ちなみにANGEL WHISPERも、Android版iOS版としてリメイクされています。これもプレイ済み。

 

前置きはここまでで、先ほどの千里の棋譜をプレイしてみましたが、非常に面白かったです。

 

あまり書きすぎると、ネタバレになってしまうのですが、作中、どんでん返しが何回かあります。
それが、すべて許容できる内容なのが素晴らしいです。
唐突などんでん返しではなく、また、内容も突飛なものではなく、「あ、確かに!」「言われてみれば、そうかも!」というものが次々に展開されます。
やり終えて、非常に納得感があるというイメージ。

 

将棋が題材ということもあり、主人公の幼馴染である奨励会員である登場人物の葛藤が描かれます。
最近、巷のニュースでいくらか報道されておりますが、奨励会員には年齢制限があり、年齢と実力の狭間で苦悩するのですが、
これがまた熱い。
プロを目指す者としての矜持は胸に刺さります。

 

また、人間とAIの抗争も、1個のテーマとして描かれており、非常に興味深いです。
現実世界では、人間とAIの対局である電王戦は今年限りで終了となり、おそらくはAIは人間を超えたと言っていいと思いますが、それでも将棋の面白さは失われたわけではなく、むしろ、より世間に受け入れられたと思っています。
自転車や車が発明されても、オリンピックの100m走が終了にならないのと同じですね。

 

尚、将棋に詳しくない方でもプレイできるように、要所要所で用語の解説をしてくれたり、
ある程度知識がないと難解なシーンを飛ばす機能もあります。

 

このような感じで、「将棋ミステリー」とひとくくりで言葉にするのは惜しいくらい、様々な要素が詰まったこのアプリ。
将棋ファンの方にはもちろんのこと、それ以外の方もプレイされるとよいと思います。

 

 

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