ゲーム配信や動画収録を続けていると、ふとした瞬間にこんな不安に襲われることはありませんか? 「今の自分の声、近所迷惑になっていないだろうか……?」
特に、賃貸マンションやアパートで活動している個人配信者にとって、騒音トラブルはチャンネルの存続、ひいては日常生活そのものを脅かす最大のリスク(居住インシデント)です。
この不安を解消するために、「よし、防音室を買おう!」と考える方も多いでしょう。しかし、数十万円の投資をして巨大な防音室を部屋に設置するのは、本当に最初の選択肢として正しいのでしょうか?
今回は、私が実践している、「防音室の前にやるべき、スマートで等身大な騒音リスク管理法」について解説します。
大声リアクションではなく「論理」で勝負する
まず前提として、自身のチャンネル(わんぱチャンネル)のプレイスタイルや配信のスタンスを客観的に分析することが重要です。
私の配信は、大声で絶叫するようなリアクション芸ではなく、ゲームの仕様や戦略を論理的に解説するスタイルを主軸としています。つまり、大声を張り上げているわけではありません。
このプレイスタイルを考慮すると、数十万円のコストと部屋のスペースを犠牲にしてまで、業務用の完全な防音室を導入するのは「オーバースペック(過剰投資)」であるという結論に至りました。退去時の原状回復リスクや、設置工事による無用なトラブル(藪蛇リスク)も無視できません。
必要なのは、物理的な「壁」を作ることではなく、自分自身の状態を正確に把握することでした。
解決策は「声量の可視化(データ化)」
「声が大きすぎないか?」という不安の正体は、「現状が数値として見えていない(感覚に頼っている)」ことにあります。 仕事でも同じですが、見えない課題は対策のしようがありません。
そこで私が導入したのが、「デシベル計(騒音計)」を使って自分の声量をリアルタイムに可視化し、データとして管理するというアプローチです。
「自分が今、何デシベルの音量で話しているのか」を常にモニターすることで、設定した閾値(安全圏)を超えないように自分自身でコントロールする。こうすることで、スマートに防音対策をしています。
導入したデシベル計のメリット
声量の数値化にあたり、私が実際に導入したのがこちらのデシベル計です。
この製品を選んだ理由は、主に以下の3点です。
- 常に視界に入る絶妙なサイズ感 大きすぎず小さすぎないため、PCモニターの下など、配信中に常に視界に入る位置へ自然に配置できます。
- リアルタイムの数値化による安心感 LEDディスプレイで現在のデシベル数がはっきりと表示されます。配信で少し熱が入ってしまった際も、数値が跳ね上がるのを見て「おっと、少し声を抑えよう」と、すぐに冷静さを取り戻すことができます。
- 圧倒的なコストパフォーマンス 防音室が数十万円かかるのに対し、こちらは数千円。この投資で「ご近所トラブルの不安」という心理的ストレスから解放されると考えれば、非常にROI(投資対効果)の高い機材です。
まとめ:等身大のリスク管理で、長く安全に楽しむ
防音室を否定するつもりはありません。プレイスタイルや環境によっては必須の設備でしょう。 しかし、「まずはデシベル計で現状の音量を数値化する」というステップを踏むことで、本当に防音室が必要なのか、それとも自分の声量をコントロールするだけで十分なのかを、客観的なデータに基づいて判断できます。
感情や勢いではなく、リスクを数値で管理し、細く長く、そして安全に情報発信を楽しむ。 「防音室はハードルが高い」と悩んでいる方は、まずは手元の環境を「データ化」することから始めてみてはいかがでしょうか。
