今週:2018年09月10日週の対局
今週の注目対局は主に下記だ。
- 今週:2018年09月10日週の対局
- 第59期王位戦:七番勝負:第6局:2018/09/10~11(月・火)
- 菅井竜也王位 対 豊島将之棋聖
- 第59期王位戦:七番勝負:第6局:2018/09/10~11(月・火)
第59期王位戦:七番勝負:第6局:2018/09/10~11(月・火)
菅井王位の3勝、豊島棋聖の2勝で迎えたこの第6局。先手番は豊島棋聖だ。
菅井王位が勝てば初の王位防衛、豊島棋聖が勝てば最終戦にもつれ込む。
33手目
「穴熊」とは
上図のように、自玉を隅っこに移動させ、まわりを金・銀でガッチリ守らせる囲いです。
囲むまでの手数はかかりますが、防御力は絶大。なぜなら、この形だと絶対に王手がかかりませんから。
ちなみに、穴熊に囲った後の戦い方ですが、自玉に王手がかからない間に、捨て身で特攻するのが一種の常套手段です。
ある意味、「やられる前にやれ」です。
また、勝つためには、お互いに相手の穴熊を崩す必要があるので、終盤以降は壮絶な殴り合いになるぞ。
66手目
龍を取られてはかなわないから、龍を逃げるところだが…
67手目
この後は、△3三角、▲同桂と進む。
なのだが、それよりも、桂馬を渡さないほうが価値が高いのを見切った豊島棋聖のシビれる一手だな。
98手目
98手目、後手の菅井王位は、6七の地点を歩を垂らす。
そして、99手目の豊島棋聖の一手だ。
99手目
仮に、△8四歩、▲5一飛成、△6二銀と進んだ場合、▲9二角成で王手龍取りになる(5一の龍で5九の龍が取れる)。
私には何年かかっても、このような手は打てそうにないな。
最終局で勝ったほうが王位獲得だ。
最終戦の先後は振り駒で決めるぞ。
「振り駒」とは
将棋における、正式な先手後手の決め方です。
「歩」を五枚持ち、盤上や床に振り、表(歩)の数が多ければ振ったほうが先手、裏(と)の数が多ければ振ったほうが後手になります。
来週:2018年09月17日週の対局
- 来週:2018年09月17日週の対局
- 第66期王座戦:五番勝負:第2局:2018/09/20(木)
- 中村太地王座 対 斎藤慎太郎七段
- 第66期王座戦:五番勝負:第2局:2018/09/20(木)
王座戦は5番勝負なので、斎藤七段が勝てば初タイトルに王手だ。
対する中村王座が1勝1敗のタイに持ち込むか。
王位戦に並んで、王座戦も注目だな!!
将棋界にプロ編入制度をもたらし、自身もその編入制度で合格して異例のプロ入りを果たした、瀬川昌司五段を題材にした映画だ。
これも読んでみてくれ!!
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おしまい
まとめ
- 今週:2018年09月10日週の対局
- 第59期王位戦:七番勝負:第6局:2018/09/10~11(月・火)
- 菅井竜也王位● 対 ○豊島将之棋聖
- 第59期王位戦:七番勝負:第6局:2018/09/10~11(月・火)
- 来週:2018年09月17日週の対局
- 第66期王座戦:五番勝負:第2局:2018/09/20(木)
- 中村太地王座 対 斎藤慎太郎七段
- 第66期王座戦:五番勝負:第2局:2018/09/20(木)